ねこた市民講座「コミュニティと参画」vol.3いとなみ視察

お久しぶりです。はまっちゃんです!

気づけばあっという間に11月も下旬。年々一年間のスパンが体感でみじかくなっていることと、最近は夜の10時になるとそろそろ寝るかー…と考えてしまうことから年齢を重ねていることを感じる日々です。早寝早起き最高。

さて、今回生き方工房necotaではねこた市民講座「コミュニティと参画」の続編として西会津でゲストハウス「ひととき」や私設図書館「いとなみ」を運営されている佐々木さんのもとへ視察に行ってきました。

以前necotaの講座で取り上げた一箱本棚オーナー制度というものを実際に西会津で行っている場所があるらしい。これは見に行くしかないでしょ!という経緯で出発です。


「世界に誇れる幸せな暮らしを日本の農村から」をビジョンにされているだけあって、実際建物は周辺に農地が多い集落の中にあります。個人的にゲストハウスもあるし、もう少し奥まったところにあるのかな?なんて思ってたのですが、周辺に家屋が多く、その中にゲストハウスがあるというのが意外に感じました。

さて、現地に到着しておはなしを聞かせていただいたのですが、いとなみさんの活動内容については、ホームページやSNS等をご覧ください。今回のブログでは僕の感想等を発信できたらいいなーと思っています。


まずは当初の目的、一箱本棚オーナー制度について!写真よりも実際に見てみると、それぞれの本棚からにじみ出てくるオーナーさんの人柄がより濃く出ているなーと感じました。いとなみではDIYの精神をとても大切にされていて、実際にいとなみの建物は自分たちで改装工事をしてつくりあげています。暖かい雰囲気のある木のフロアに並ぶ、一箱本棚。通常と図書館や書店ではある程度ジャンル別、作家別に分かれて並べられていることが多いですが、ここでは難しい専門書の隣に漫画がずらっと並んであったり、さらに隣の棚ではオーナーさんの制作物が並んでいたり、書店のように本にポップをつけて紹介をしてくださっている方もいたりとてもバラエティー豊かです。基本的に本棚の使い方についてはオーナーさんに一任されているので眺めているだけでも面白かったです。自分だったら何を置こうかな?(ホラー小説を並べておこうかなと言ったら、necotaメンバーに隣の本棚埋まらなくなるよと言われました…)そんな想像が膨らむ面白い仕組みだなと感じました!

いとなみの二階はシェアオフィスになっています。今回の視察で説明を受けたのもこちらの場所です。施設図書館やシェアオフィスで地域の営みを継承しつつ、新たな営みが生まれていったら良いなという思いの元で運営をされているそうです。


続きましていとなみから数軒隣、「ひととき」にもお邪魔させていただきました。宿に併設するカフェスペースは地元の方の集いで大賑わいでした。こちらのゲストハウスは福島にもっと気軽に友達の家にくるように遊びに来れる場所をつくろうをテーマに運営をされているそうです。実際に県内外から様々な人が訪れ、対話、交流を深めているそうです。

先ほどのいとなみの建物もゲストハウスに宿泊した方たちもDIYに参加してつくりあげていったのだとか…

実はnecotaメンバーも視察がてらこちらのゲストハウスに宿泊をしようと考えていたのですが、すでに予約はいっぱい。週末は様々な方が訪れひとときでの営みを楽しんでいるようです。こちらのゲストハウス、対話や交流、営みづくりの場所として利用してほしいということで旅行サイトなどにはあえて登録していないんだとか。HPを読んで考えに共感したり刺激を受けた方が来ていただくことで私たちも様々な学びがあるんです。とお話されていました。気になるなーという方はぜひHPやSNSでチェックしてみてくださいね。僕も佐々木さんとお酒を通じたコミュニケーションをしたかった…今度はゲストハウスに宿泊しよう。


今回の視察の後半ではnecotaメンバーからの怒涛の質問にも快く答えてくださいました。その中で印象に残ったことをピックアップ。

もともとあった地域のコミュニティに入っていくにあたって、相互理解のために気を付けていること等あればお聞きしたいです。という質問に対して、そこまで地域のコミュニティに入ろうとは意識していなんです。という答えが、僕には全くなかった視点で衝撃を受けました。

もちろん地域の方のことを考えないというわけではなく、「いとなみ」として営みを続けていけば自然と交流する機会もあるからそこまで意識してませんとおっしゃっていたのですが、実際に当日もカフェスペースは地域の方でにぎわっていましたし、地域で余ってしまう農作物をうまく利用できないか等で協力する機会もあるのだとか…地域に入っていこうとするのではなくまずは自分たちのやりたいことを実行していくという姿勢が地域になかったものを生み出し、人が集っていき営みが生まれる。結果として地域の未来につながっていくのだなーと感じました。

自分がユーザーであるということや、次世代と話していくこと等necotaとして大事にしている、共感できる部分もお話の中でたくさん出てきてとても素敵な時間となりました。

「いとなみ」「ひととき」の皆様、ありがとうございました!


視察を終えた後は西会津芸術村で一休み。こちらは実際の学校の校舎をリノベーションしていて中では中では美味しいランチや珈琲がいただけます(残念ながらランチは売り切れ)

美味しい珈琲をいただきながら振り返りをして、今回の視察は終了です。

それではまた!!


生き方工房necota

福島県郡山市で活動している 生き方工房necotaのホームページです。 若者が日々の暮らしのなかで 自分自身の「好き」の気持ちをベースに 創造的に生きていける社会を目指し活動しています。

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